ガルバリウム鋼板の外壁材はメンテナンスが必要!?
ガルバリウム鋼板の外壁材はメンテナンスが必要!?
外壁の素材では最近、ガルバリウム鋼板を採用する住宅が増えている傾向にあります。
今回は、そんなガルバリウム鋼板の外壁についてご紹介したいと思います。
愛媛県 松山市・東温市
外壁塗装・屋根塗装専門店ワンクラフト
本日の担当は八木あづさです。
ガルバリウム鋼板の外壁材が増えている?
ガルバリウム鋼板の外壁は、従来のトタンと比べて耐久性も高く、錆びにくい特徴があります。
昔から、外壁リフォームのひとつの手段である「外壁カバー工法」でよく使用されていました。
しかし、最近は金属素材ならではのシャープで美しい質感が注目され、新築住宅、特に注文住宅において人気が高まっています。
増加傾向にある理由
- 優れた耐久性: 従来のトタンよりも錆びに強く、耐用年数が長いとされています。メンテナンスの手間や費用を抑えられる点が評価されています。
- 軽量性: 窯業系サイディングなどに比べて軽量で、建物への負担が少なく、耐震性に優れている点が地震の多い日本で重視されています。
- デザイン性の向上: 以前は無機質な印象を持たれがちでしたが、近年はデザインやカラーバリエーションが豊富になり、スタイリッシュな外観を求める層に人気です!
- リフォーム需要: 外壁カバー工法(既存の外壁の上に新しい外壁材を重ねる工法)との相性が良く、リフォーム市場でも需要が高まっています。
- コストパフォーマンス: 初期費用はやや高めになる場合もありますが、長期的なメンテナンスコストを考慮すると、コストパフォーマンスが高いと考える人が増えています。
現状:
- 新築・リフォームともに採用が増加: 新築だけでなく、リフォームにおいてもガルバリウム鋼板を選ぶ人が増えています!
- 屋根材としても人気: 外壁だけでなく、軽量性や耐震性の高さから屋根材としても需要が高まっています。
ガルバリウム鋼板の劣化症状
- 赤サビ: 最も一般的な錆で、鉄が酸化して赤茶色に変色した状態です。塗膜の剥がれや傷など、鋼板の表面が露出した部分から発生しやすく、放置すると腐食が進行し、穴が開くこともあります。
- 白サビ: ガルバリウム鋼板のメッキ層に含まれる亜鉛が酸化してできる白い粉状の錆です。赤サビに比べると進行は緩やかですが、美観を損ね、放置すると塗膜の密着性を低下させる可能性があります。湿気の多い場所や、雨水が乾きにくい場所に発生しやすいです。
- もらいサビ: 周辺の鉄製のもの(例えば、雨樋の金具や釘など)から錆が移ってくる現象です。
2. 塗膜の劣化
- チョーキング: 外壁の表面を手で触ると、白い粉状のものが付着する現象です。これは、塗膜が紫外線や雨風によって劣化し、顔料が粉状になって浮き出てくるために起こります。チョーキングは、塗膜の防水性や保護機能が低下しているサインです。
- 色あせ・変色: 長期間紫外線にさらされることで、塗膜の色が薄くなったり、本来の色から変化したりする現象です。
- ひび割れ・剥がれ: 塗膜が経年劣化や地震での建物の動きなどによってひび割れたり、剥がれたりする現象です。塗膜の保護機能が失われ、錆の発生や雨水の浸入を招く可能性があります。
- 光沢の低下: 新築時にあった塗膜の光沢が失われ、マットな質感になることがあります。これも塗膜の劣化のサインの一つです。
3. 変形・損傷
- 傷・へこみ: 物がぶつかったり、飛来物などによって外壁に傷やへこみができることがあります。小さな傷でも、放置するとそこから錆が発生する可能性があります。
- 反り・歪み: 熱膨張や収縮、施工不良などによって、外壁材が反ったり歪んだりすることがあります。
4. その他
- コケ・カビの発生: 湿気の多い場所や日当たりの悪い場所では、外壁にコケやカビが発生することがあります。美観を損ねるだけでなく、塗膜を劣化させる原因にもなります。
- シーリング材の劣化: ガルバリウム鋼板の継ぎ目や窓枠との取り合い部分などに使用されているシーリング材が、経年劣化によりひび割れたり、剥がれたり、肉やせしたりすることがあります。シーリング材は防水の重要な役割を担っているため、劣化を放置すると雨もりの原因になります。
- 釘の浮き: ガルバリウム鋼板を固定している釘が、建物の動きなどによって浮いてくることがあります。放置すると外壁材の固定が緩み、剥がれの原因になることがあります。
まとめ
結論、ガルバリウム鋼板の外壁材もメンテナンスは必要になります!
ガルバリウム鋼板の外壁は、適切なメンテナンスを行うことで、20年~30年以上の耐用年数が期待できます。
定期的な点検を基本とし、塗膜の劣化状況に合わせて適切な時期に塗り替えなどのメンテナンスを行うことが、外壁を長持ちさせる秘訣です。
目安としては、10年~15年ごとに専門業者による点検と必要に応じた塗装を検討することをおすすめ致します。
ガルバリウム鋼板は比較的メンテナンスの手間がかからない外壁材ですが、上記の劣化症状に注意し、適切な時期にメンテナンスを行うことで、その美観と耐久性を長く保つことができます。
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